apacheのインストールと設定

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 wwwサーバのソフトウェアとしてポピュラーであるapacheのインストール法の覚書である。また、カウンターとして用いているwwwcountのインストール法の覚書も付け加えておく。


1.インストール
 どこでもいいので、apache_1.3.17.tgz(2001.9現在)を持ってきて展開する。

%tar zxvf apache_1.3.17.tgz

参考として、作者は/usr/localにした。展開すると、ディレクトリが作成されるのでそこに移動する。

%cd apache_1.3.17

コンパイルを行う。

%./configure

インストールを行う。

%make
%make install

これでインストールは終了である。


2.設定ファイルの修正
 /usr/local/apache/conf/httpd/conf が設定ファイルである。設定ファイルの修正については例えば文献2)を読んでもらったほうが話が早い。従って、ここでは解説はしない(架空のネットワークにおけるapache設定ファイルを掲載する予定)。


3.httpdのスタート
 以下のコマンドを打てばよい。

%/usr/local/apache/bin/apachectl start

逆に現在、走っているhttpdを止めるには

%/usr/local/apache/bin/apachectl stop

計算機起動時に自動スタートさせるには、/etc/rc.localに以下の一文を書いて置けばよろしい。

/usr/local/apache/bin/apachectl start


4.wwwcountのインストール
 (1)インストール
 今回は/usr/portsでインストールを行った。従って、OSをインストールする際に、ports配布物を展開しておく必要がある。
パッケージ(2001.9現在ではwwwcount-2.5.tgz)を/usr/ports/distfilesに置く。

%mv wwwcount-2.5.tgz /usr/ports/distfiles

/usr/ports/www/wwwcountに移る。

%cd /usr/ports/www/wwwcount

コンパイルする。

%make NO_CHECKSUM=yes

コンパイル中にいろいろ聞かれるので、それに答えること。終了したらインストールする。

%make install

インストールはこれにて終了。/usr/local/www/cgi-bin にカウンター本体Count.cgi、/usr/local/etc/Counter/conf/count.cfg が設定ファイルである。また、カウントデータはユーザー毎に/usr/local/etc/Counter/dataに置かれている。


 (2)インストール後の設定
 /usr/local/apache/conf/httpd.conf内において、以下の設定がなされているとする。ちなみに、ServerRootはapacheがインストールされているディレクトリである。

ServerRoot "/usr/local/apache"

このとき、カウンター本体Count.cgi を/usr/local/apache/cgi-binに移動させておく必要がある。

%cp /usr/local/www/cgi-bin/Count.cgi /usr/local/apache/cgi-bin
%chmod 755 /usr/local/apache/cgi-bin/Count.cgi

2行目は、Count.cgiを実行可能にさせるために、実行権限をユーザーとグループに与えるコマンド文である。ちなみにユーザーはroot、 グループはwheelである。
 たとえば、ユーザーnihoがwwwcountを使用したいならば、

%cp /usr/local/etc/Counter/data/sample.dat /usr/local/etc/Counter/data/niho.dat
%chown nobody /usr/local/etc/Counter/data/niho.dat
%chgrp nogroup /usr/local/etc/Counter/data/niho.dat

としておけばよい。


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